ここでは、快適な睡眠のすすめを紹介しています。
この内容が参考になれば幸いです。
不眠の放置が生活習慣病の悪循環をもたらす危険性が!
生活習慣病のなかでも、特に糖尿病と高血圧は、これらの症状が不眠を起こすだけでなく、不眠が生活習慣病に悪影響を及ぼすこともわかってきました。不眠によるストレスが血糖値を上げるホルモンの分泌を促したり、夜間も交感神経を興奮したままの状態にしてしまいます。
そうすると、糖尿病では症状が悪化して、「のどの渇き」「夜間頻尿」や、「しびれや痛み」といった神経障害の症状によって、寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚めやすくなり、ますます不眠になるという悪循環を繰り返すことになります。
また、夜間も交感神経が興奮したままになると、睡眠中に下がるはずの血圧が下がらないだけでなく、心拍数も増加させるため心臓に負担がかかり、高血圧を悪化させることになります。
こうした悪循環を繰り返すと、高血圧や糖尿病の治療だけをしていても良い方向には向かいません。
うつ病患者の9割に、不眠がみられます!
こころの問題は不眠の大きな原因となります。
不眠は、うつ病の9割にみられる頻度の高い症状で、軽いうつ病では不眠や食欲不振、全身倦怠感などの「身体の症状」だけで、「憂うつな気分」など典型的なうつ病の症状がみられないこともあります。身体の症状に隠れたうつ病を放っておくと、悪化してしまうおそれがあります。
不眠とともに下記のような症状がある場合は、医師の診断を受け、身体的な病気がないか検査しましょう。また、身体的な病気がないのに不眠が続き昼間の活動に支障をきたす場合には、早めに不眠症の専門医や心療内科・精神科などを受診して「不眠」の原因を明らかにしましょう。
「朝起きたときにぐっすり眠った感じがしない」「朝早く目覚めてその後眠れない」
という症状とともに・・・
◎
しだいに食欲がなくなり、体重が減ってきた
◎
頭痛やのぼせがある
◎
たびたび動悸やめまいがする
◎
なんとなく疲れやすく、身体がだるい
◎
仕事や家事をやる気が起きない
◎
好きなこと(趣味など)をしても楽しくない
「眠れない」と感じていても「単に睡眠時間が短い」「寝つきが悪い」というだけでは不眠症にはなりません。
「不眠症」とは、夜間の睡眠が量的または質的に不足して、
昼間の日常生活に支障をきたしている状態
のことをいいます。不眠症と診断された場合には、適切な治療を受けることが大切です。不眠症は主に下記の4つのタイプに分けられ、
それぞれのタイプに適したお薬が使われます。
また、それらが同時に起こることもあります。
寝つきが悪く、なかなか眠れないタイプ。夜間の騒音など環境の変化、疼痛や痒みを伴う病気がある場合や、不安や緊張が強かったり、睡眠に対する過度のこだわりなどが原因となります。
夜中に何度も目を覚ましてしまうタイプ。不眠の中では最も訴えが多く、中高年に頻度の高い症状です。アルコール摂取や夜間の頻尿、睡眠時無呼吸症候群などの身体的な原因がある場合、うつ病や精神的なストレスが強い場合に起こりやすく、また加齢とともに起こりやすくなります。
朝早く目覚めてしまい、まだ眠りたいのに眠れなくなってしまうタイプ。うつ病によく起こるタイプの不眠で、高齢者にもよくみられます。
眠りが浅く、朝起きたときにぐっすり眠った感じがしないタイプ。うつ病や高齢者によくみられます。
予期不安が強い場合には長時間型抗不安剤の併用を!
「今夜こそ早く眠らなくては!」「また眠れないかも・・・」といった眠れないことに対する過度のとらわれが、昼間の不安や緊張を高めます。これを「予期不安」といい、予期不安がますます入眠を妨げることがあります。眠ろう眠ろうとする努力がますます寝つきを悪くするという悪循環を繰り返すと、睡眠薬のみの治療では治りにくい場合があります。
予期不安は朝から就寝前にかけて高まるため、日中に持続する不安を和らげるように、長時間型の抗不安薬を併用すると予期不安を抑えることが期待できます。
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